皆さんはスマートロックってご存じですか?指紋やスマホで開錠できるアレです。
製品自体は以前からあるのは知ってましたが、いろんな理由で導入していませんでした。ただ実際に導入してみたらビックリするほど便利でQOLが爆上がりしたのでご紹介します。
この記事はこんな人にオススメします
- スマートロックの使い勝手ってどうなの?
- SESAME 5 Pro、セサミタッチってどうなの?
- Apple Watchで開錠できるスマートロックが欲しい。
- ダブルロックの使い勝手はどうなの?
- NFCタグに対応してるけど、何が使えて何が使えないのか知りたい。
必要性検討から購入・取付まで
スマートロック、そもそも必要か?
スマートロックは2015年頃から商品として存在していましたが、以下の理由で導入していませんでした。
スマートロックを購入するに至らなかった理由
- 開錠までの速度が遅く、鍵で開けた方が早い。
- ダブルロックだと開錠までさらに遅くなる。
- 結局アプリから開錠するなど、スマホを取り出さないといけない。
- そもそもヒキコモリで外出しない。
早い話、お金をかけた割に、利便性の向上度合いが低そうだなというのが今まで買わなかった理由です。しかし、Candy Houseさんの新製品発表動画を見て一気に興味が出てきました。

開錠も速そうだ。そして何よりApple Watchから開錠できるっぽい?!
早速ポチった。翌日届いた。
というわけで、以下2点をポチった。
セサミタッチ | ドアの外に付ける。指紋やApple Watchで開錠できる。 |
Sesame 5 Pro | ドアの内側に付ける。鍵のツマミを回してくれる。 |
本家サイトから注文したら翌日には届いた。
超絶に速くてありがてぇ。シンプルな箱もナチュラルな感じがしてよい。
とっとと取り付ける
うちのドアはこんな感じのダブルロックタイプ。
よくある形状なので特にそのまま取り付けができた。Sesame 5 Proはツマミ部分の幅や高さを柔軟に調整できるので大抵のカギには無加工で取付できる点もいい。
取り付けた様子。
Sesame 5 Proは本体が薄くなっているので先代よりも見栄えがいい。今回ブラックを選んだが、ホワイトもあるので好みに合わせて選べるのもいい。
外にはセサミタッチを取り付けた。ナンバーキーの付いた「セサミタッチ Pro」もあるが、以下の理由でProではないモデルを選んだ。
- 外観をシンプルにしたかった
- 下手にナンバーキーがあると人の興味を引いてしまいそうなのを嫌った
目論み通りシンプルで良い。Apple Watchでタッチすることが一番多いはずなので、低めの位置に取り付けた。
セサミタッチの主要な機能
多くの開錠方法に対応
セサミタッチは、以下の開錠方法に対応していますので、自分のライフスタイルに合った方法を使用できます。
- 指紋
- Felica
- NFCタグ
- 暗証番号(セサミタッチ Proのみ)
Felica対応
代表的なFelicaと言えばそう、みんな大好きSuicaですね。すでに手持ちにSuicaがあればそのまま登録して使用できます。ちなみにFelicaは以下のようなものに入っています。
- Suica、ICOCAなどのJRの交通系ICカード。
- PASMOなどの私鉄の交通系ICカード。
- タッチ式の社員証など(一部)
物理的なカード以外にも、モバイルSuicaにも対応しているのでiPhoneのタッチや、Apple Watchで開錠することができ、この部分が今回セサミタッチ+Sesame 5 Pro購入の決定打になりました。
さらにFelicaによる開錠は、セサミタッチが対応している開錠方法の中でも群を抜いて最速なので、この方法で使用することをおススメめします。ただし、爆速なのは「Sesame 5/Sesame 5 Pro」と組み合わせた場合なので、前世代のSesame 4などの場合は少し遅くなりますのでご注意ください。
NFC対応
セサミタッチはNFCにも対応しているので、NFCタグとして使用できるAirTagでも開くことができます。
SESAME 5 ProとSESAMEタッチをセットアップ。無事指紋とApple Watch(中のSuica)で開くようになりました。やってる人あまり見ませんが、NFCタグとしても使用できるAirTagでも開きましたw pic.twitter.com/F9eazBwNnk
— みうら。 (@mi_ura99) December 2, 2023
指紋対応
物理的なカードは紛失、Apple Watchはバッテリー切れの心配もあるが、指紋による開錠にも対応しているので出先で指が吹き飛んだりしない限り大丈夫なので安心です。

Felicaによる開錠に比べると、若干レスポンスが落ちますがそれでも十分実用の範囲です。
ダブルロック対応
ドアがダブルロックの場合、1つのセサミタッチに2台のSesame 5 Proを登録することができる。なので指紋やApple Watchのタッチで2つ同時に開錠できる。
SESAME 5 Pro、2つの場合も同時に開錠&ロックされることを確認したのでダブルロックの扉も安心。昔は2つの場合、1個目開錠→2個目開錠と時間かかってた気がするので改良されててありがたい✨ https://t.co/iNoZ9YMLBL pic.twitter.com/E91FYp8wTw
— みうら。 (@mi_ura99) December 5, 2023
セサミタッチを導入して生活がどうなったか
鍵の開け閉めが楽になった
当たり前だが、鍵の開け閉めが楽になった。うちの場合、以下のようなシチュエーションで効果があった。
ケース | シチュエーション | 効果 |
ケース1 | 買い物時 | 1回買い物に出ると結構な量の商品を買い込む。両手いっぱいの状態でドアまで来てもApple Watchでタッチすれば開錠できるので、荷物を降ろしたりする必要がなくなった。 |
ケース2 | ゴミ出し時 | ある曜日は資源ゴミの日で、その日はかなりの量のゴミを出すので何回か往復する必要がある。その都度鍵を出して開け閉めするのが結構めんどくさかったのだが、その負担がなくなった。 |
ケース3 | 外出時 | 嫁さんは普段鍵をバッグの中に入れている。そのため夫婦2人ででかける時にはポケットから鍵をすぐ取り出せる自分が施錠していたが、嫁さんでも施錠できるようになったので「施錠できる状況になるまで待つ」という無駄な行動が減った。 |
ケース4 | 庭への水やり時 | 嫁さんが庭に水やりをする際には今まで施錠していなかった。ただ数分玄関ドアから目を離す瞬間もあるので厳密には安全とは言えないが、Apple Watchで開錠できるようになったことで都度施錠するのも負担ではなくなったので安全性が向上した。 |
鍵の開け閉めが楽しくなった
これは意外な効果なのだが、開け閉めが楽しい。Apple Watchでタッチして、内部で機械音がして鍵が開く。これが未来感があってすごく楽しくてクセになる。
いろいろ試してみる
Felica、NFCとして何が使えるか
モバイルSuicaで開錠できることは確認しましたが、何が使用できるのか試してみました。今のところの結果は以下です。今後思いついたらまた更新します。
種類 | 結果 | 備考 |
Apple Watch(モバイルSuica) | 〇 | |
Apple Watch(モバイルiD) | 〇 | |
PASMO | 〇 | 私鉄 交通系ICカード |
IruCa | 〇 | 四国で使用されている交通系ICカード |
AirTag | 〇 | |
クレジットカード | 〇 | タッチ決済対応クレジットカード |
EX-ICカード | 〇 | 新幹線用ICカード |
マイナンバーカード | × | 規格としてはNFCだが、Type-Bだからなのか反応すらせず、でした。 |
TESLAのカードキー | 〇 | ネットで情報あり。 |
家の内側にもセサミタッチを付けてみる
今回ドアの外にはセサミタッチを取り付けたのですが、やはり上位機種であるセサミタッチProも触ってみたい。その結果、以下のようになりました。
・家を出る時の開錠(上下2個)
・帰ってきたときの施錠(上下2個)
それすらもめんどくさくなって、ドアの内側にもセサミタッチを取り付けた頭のおかしい施工例がこちらです。なお施錠時にボタン1発で済むように、セサミタッチはProモデルを選びました(とことん横着) pic.twitter.com/x7UArIO084
— みうら。 (@mi_ura99) December 12, 2023
これが何気に大成功でして、外出時はタッチするだけ、帰宅時にボタン1発で施錠できるので今までのように手動で2回開け閉めするのに比べて大幅に手間が減り、ビックリするほど快適になりました。
メリット・デメリット
個人的にはこんな点がメリット・デメリットと感じました。
メリット
- 多くの開錠方法に対応している。
- Apple Watchで開錠することができる。
- Apple WatchやSuicaなどのFelicaなら爆速で開錠できる。
- 他社に比べて本体金額が安い。
- ドアの内側にセサミタッチProを付けるとさらに横着できる。
- 楽しい。
デメリット
- 特にデメリットに感じる点は今のところなし。
まとめ
結局Sesame 5 Proやセサミタッチってどうなの?ってことなのですが、個人的には導入して大正解だったと感じています。ただ鍵を開け閉めするだけなのに、鍵をいちいち出さなくてよく、手軽になるだけでここまで楽になるのは予想外でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。