このご時世、余程こだわりがない限りはほとんどの方がスマホを持っているかと思います。最近のスマホはバッテリー性能が上がってきてはいるものの、ヘビーユーザーだと1日に1回の充電では足りない方も多いかと思います。そんな時のためにモバイルバッテリーは有効な手段ですが、モバイルバッテリーはヘビーユーザーじゃなくても、様々な理由で持っていることでメリットがあります。
今回はそんな知ってそうで知らないモバイルバッテリーのメリットをまとめてご紹介します。
特に、以下のような人にはモバイルバッテリーの導入をオススメしたいです。
こんな人に特にオススメします
- 1日に1回の充電では足りないぐらいスマホを使っている
- ついつい充電を忘れてしまい、朝家を出たらバッテリー残量が少ないことが多い
- 移動が多くて充電する暇がない
- キャンプ場や山など、電源がないところによく行く
- 災害時に充電できなくて困る
- バッテリー残量を気にしながら使うのが嫌だ
モバイルバッテリーのメリット
メリット1:どこでも充電できる
モバイルバッテリーの一番のメリットはもちろん「どこでも充電できる」です。モバイル(携帯できる)バッテリーなので当たり前ですね。どこでも充電できるので
- コンセントが使えそうなお店が見当たらない
- 旅行などで勝手が分からない土地にいる
- キャンプ場や山など、電源がない場所にいる
- 災害で避難所にいてすぐに電源が確保できない
なんて場合に威力を発揮します。
メリット2:移動中も充電できる
1つ目の「どこでも充電できる」とある意味同じですが、移動中に充電できるのも大きいメリットです。充電する場合は当然電源が必要ですが、コンセントは自宅や会社オフィス、出先であれば飲食店などの屋内にしかないので充電中=移動することができない場合がほとんどです。しかしモバイルバッテリーであれば電車などの移動中でも充電することができます。
- 遅くに帰り充電を忘れてしまい、朝家を出たらバッテリー残量が少なかった
- バッテリー残量が少ないけどもう移動しないといけない
- 出張で移動ばかりで、お店でゆっくり充電する時間が取れない
- 移動中にゲームに夢中になっていたらバッテリーが切れそうだ
なんて時に威力を発揮します。例外として移動中でも充電ができる交通機関が3つあります。
新幹線
最近の新幹線にはコンセントがありますので移動中に充電することができます。ただしすべての席にはなく窓側、最前列、最後列にしかありません。そのため混雑時などコンセントのない座席(通路側など)になってしまった場合には充電することができませんが、モバイルバッテリーであれば座席は関係ありません。
飛行機
国際線だとフライト時間も長いのでスマホを複数回充電したい場合も多いかと思います。飛行機も一部の機体には各席にコンセントが装備されていることが増えてきました。しかし、座席にあるコンセントはユニバーサルタイプといってどの国のプラグでも刺さるような形状のため、長さの短い日本のプラグを刺した場合はグラグラして充電ができない・安定しない場合が多かったりします。管理人も機内で充電する心づもりでいたら安定して充電できない事態に見舞われモバイルバッテリーが重宝したことが何度もあります。
自動車
自動車での移動の場合、シガーソケットからUSB電源を取ればスマホを充電することができます。最近はUSB-Aだけでなく、USB-Cにも対応したシガーソケット充電器が出てきています。
モバイルバッテリーや充電器で有名なメーカーからも出ているので、馴染みのないメーカーより高い品質が期待できます。
メリット3:思う存分スマホを使用することができる
ポケモンGoやスマホゲームを多くやる方はバッテリーの消耗が激しいかと思いますが、モバイルバッテリーがあればいつでもどこでも充電することができます。そのため、バッテリー残量が心配だからちょっとゲームを控えるか、とガマンをする必要がありません。
メリット4:災害時に助かる①
最近地震や台風などの自然災害が増えています。災害の規模が大きい場合は避難所で過ごす場合もあるかと思います。以下のように災害時に一番困るのはスマホの電源確保というデータもあります。
災害時に必要な備えについて、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」は何か尋ねたところ(複数回答可)、「モバイルバッテリー」84%、次いで「水」「電池」51%、「ランタン」47%、「保存食」44%という結果になりました。安否の確認、災害状況の確認だけでなく病院情報の収集や学校との連絡等のためにスマートフォンを使用していると考えられ、モバイルバッテリーはスマートフォンの使用頻度の高い子育て世帯に特にニーズが高いグッズと思われます。
避難所では電源車が来て充電ができるようになることもありますが、以下のような理由であまり大きな期待はできません。
- すべての避難所で十分な台数の電源車が来るまでには時間がかかる
- 規模の小さな避難所では電源車が来ないこともあり得る
- 電源車が来ても人が殺到し、充電できるようになるまで何時間も並ぶ必要がある
- 充電できてもフル充電はできず、「1人30分まで」など制限がかかる場合がある
このような場合を考えると、自前でスマホのフル充電数回分の電源が確保できているだけで安心感が大きく変わります。
ポイント1
災害対策用にモバイルバッテリーを買う場合は、想定する災害の規模(=充電できない時間)を考え、バッテリーの容量を決めてください。重くはなってしまいますが、なるべく容量があった方が安心です。
ポイント2
入力時の消費電力(W数)が大きい商品を選ぶ。入力時の消費電力が大きいほど単位時間あたりに充電できる容量が増えます。特に災害時はゆっくり充電することが期待できないので、少しでも速く充電できることが命を左右するほど大きなメリットになります。
具体的には、最後でオススメしている「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh」ような最新の大容量モデルであれば1.5時間で20,000mAhの充電ができ、これはiPhone XS であれば約5.5回フル充電できる容量に相当します。
災害時の限られた時間で充電しなければならない場合に、以下のどちらを選ぶかは一目瞭然ですよね。
- 付属充電器で3時間かけてiPhone XSをフル充電
- 1.5時間で大容量モバイルバッテリーをフル充電( = iPhone XSフル充電、約5.5回分)※純正比で11倍の充電効率
メリット5:災害時に助かる②
上記ほど規模の大きい災害は稀で避難所まで行くことはなかったとしても、台風の影響などで停電する可能性も考えられます。2019年に立て続けに来た大型台風では多くの地域で停電が発生し自宅で電気の復旧を待った方は多かったのではないでしょうか。このような時にも、手元にスマホのフル充電数回分の電源が確保できているだけで安心感が大きく変わります。
また、スマホ以外にもUSBで動くものを駆動させることもできるので、停電でエアコンは使えないがUSB扇風機で暑さを凌ぐといった使い方もできます。
ポイント
メリット4での記述とかぶりますが、災害対策用にモバイルバッテリーを買う場合は以下の点を考慮してください。
- 想定する災害の規模(=充電できない時間)を考え、バッテリーの容量を決める。重くはなってしまいますがなるべく容量があった方が安心です。
- 入力時の消費電力(W数)が大きい商品を選ぶ。入力時の消費電力がそのまま単位時間あたりに充電できる容量が変わってきます。停電などの災害時は自宅にいる場合でも電気が復旧している限られた時間内に急いで充電したいので、少しでも速く充電できることが大きなメリットになります。
メリット6:スマホ以外も充電できる
モバイルバッテリーというとスマホやタブレットの充電が一番メジャーな用途ですが、最近は様々なものがUSB充電に対応しているので以下例のように多くの用途に使用できます。
- ノートPC(※)
- Bluetoothイヤホン
- 懐中電灯
- ランタン
- ラジオ
- 電動歯ブラシ
- バリカン
- 髭剃り
- 電子ライター
- ゲーム機(Nintendo Swichなど)
- デジカメ
- ミニ扇風機
※出力が大きいモバイルバッテリーが必要
メリット7:電源を統一できる
「スマホ以外も充電できる」でも紹介したように近年は多くのものがUSBを電源として充電することができるため、電源を統一することができるというメリットがあります。例えば登山のように電源がないところへ行く場合に、今までは持って行く機器ごとに専用の予備バッテリーを持って行く必要がありました。しかしその多くを大容量のモバイルバッテリーに統一することができれば大きな電源プール(バッテリー残量)は何にでも使えるので無駄がなく、余分に荷物を持って行く必要から開放されます。これは緊急時にゲーム機の予備バッテリーは未使用で余っているのにスマホのバッテリーが切れそう、といった事態を回避することができるので安心・安全の面からも大きなメリットと言えます。
オススメのモバイルバッテリー
出典:cheero公式ページ
管理人のオススメは、「Cheero PowerPlus 5シリーズ」で、現在以下の4種類がラインナップされています。
Power Plus 5 Stick | Power Plus 5 | ← | Power Plus 5 Premium | |
容量 | 5,000mAh | 10,000mAh | 15,000mAh | 20,000mAh |
ポート数(合計出力) | 2(18W) | ← | 2(57W) | 3(90W) |
USB-C(出力) | 1(18W) | ← | 1(45W) | 1(60W) 1(18W) |
USB-A(出力) | 1(12W) | ← | 1(12W) | 1(12W) |
入力 | 18W | ← | 45W | 60W |
充電時間 | 1.5時間 | 3.0時間 | 1.5時間 | 2.0時間 |
サイズ | 120 × 27 × 25mm | 98 × 46 × 24mm | 110 × 68 × 25mm | 153 × 68 × 25 mm |
重量 | 125g | 205g | 310g | 425g |
Cheero PowerPlus 5シリーズのいい点
用途ごとに容量を選択することができる。
このシリーズは5000mAh~20000mAhと4種類がラインナップされているため、用途に合わせて容量を選択することができます。
出力が大きい
15000mAhは合計57W、20000mAhは90Wもの大出力を誇ります。そのためMacBookのようなノートPCすら充電することができます。最大容量20000mAhのPower Plus 5 PremiumはMacBook Pro 13インチ、iPhone 11、iPad Air 3を同時に充電することも可能ですし、MacBook AirやMacBook Pro 13インチだけであれば90%まで充電することが可能です。
充電速度が速い
Cheero PowerPlus 5シリーズは出力だけでなく入力も大きいです。そのため適正な出力の充電器を使用すれば充電時間が非常に短く済みます。10000mAhモデル以外は1.5時間程度で充電が完了します。20000mAhクラスだと少し前であれば充電に12時間程度要していたのが1.5時間になったので実に8倍と、技術の進歩は素晴らしいですね。
Cheero PowerPlus 5シリーズ以外では「HyperJuice 27000mAh USB-C モバイルバッテリー」もおススメです。こちらはさらに大容量の27000mAhで100Wの充電に対応しているので、なんと1時間でフル充電が可能です。
つまり、メリット4で書いた「大容量モバイルバッテリーなら1.5時間の充電でiPhone XSフル充電、約5.5回分の蓄電」が更に強化され「1.0時間の充電でiPhone XSフル充電、約7.5回分の蓄電」となり、付属充電器での充電(3時間かけてiPhone XSをフル充電)に比べて実に22.5倍の充電効率と言えます。
組み合わせる充電器も大事です
バッテリー容量が大きく、入力の電力が大きいモバイルバッテリーを生かすためには充電器も大事です。
出力の小さい充電器を使用した場合には充電に何倍も時間がかかってしまいます。選択するバッテリーの入力電力に合わせてAnker PowerPort Atom PD 1 (30W)、Anker Nano II 30W、Anker Nano II 45W、Anker Nano II 65W などを使用することでスペック通りの充電時間で充電することが可能です。
まとめ
モバイルバッテリーのメリットに関してまとめました。「なるほど、こんな使い方もできるか」と生活の中に取り入れていただければ幸いです。