パソコン周辺機器 レビュー

ポータブル電源 EcoFlow RIVER Pro 720Wh【レビュー】

2021/07/03

こんにちは、ヒキコモリ系サラリーマンのさいちょうろうです。

充電が必要なガジェットに囲まれる仲間たちへ

  • 停電時や被災時の電源確保が心配
  • モバイルバッテリーはあるけど、これだけだと停電時や被災時に不安
  • 充電速度が速いポータブル電源が欲しい。
  • USB-C で 100W充電できるポータブル電源が欲しい。
  • 後から容量を拡張できるポータブル電源が欲しい。
  • EcoFlow RIVERシリーズってどうなん?

こんな不満・疑問を解決できる記事を用意しました。

はじめに

この記事を最初に書いた2021年はあの東日本大震災(311)から10年という節目の年でした。

2021年02月13日 23時08分頃には311と同じ場所で最大震度6強の地震が発生しました。そして、
2022年03月16日 23時36分頃にも同じ場所で震度6強の地震が発生し、10年以上経ってもまだ余震が起きるような状況です。

地震だけに限らず近年では大型の台風も多く襲来し、大きな自然災害が増えています。災害の規模が大きい場合は避難所で過ごす場合もあるかと思います。以下のように災害時に一番困るのはスマホの電源確保というデータもあります。

災害時に必要な備えについて、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」は何か尋ねたところ(複数回答可)、「モバイルバッテリー」84%、次いで「水」「電池」51%、「ランタン」47%、「保存食」44%という結果になりました。安否の確認、災害状況の確認だけでなく病院情報の収集や学校との連絡等のためにスマートフォンを使用していると考えられ、モバイルバッテリーはスマートフォンの使用頻度の高い子育て世帯に特にニーズが高いグッズと思われます。

出典:2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート

避難所では電源車が来て充電ができるようになることもありますが、以下のような理由であまり大きな期待はできません。

  • 災害が発生した初期の段階では、電源車は人命に関わる病院やインフラ施設が優先される
  • すべての避難所で十分な台数の電源車が来るまでには時間がかかる
  • 規模の小さな避難所では電源車が来ないこともあり得る
  • 電源車が来ても人が殺到し、充電できるようになるまで何時間も並ぶ必要がある
  • 充電できてもフル充電はできず、「1人30分まで」など制限がかかる場合がある

このような場合を考えると、自前でいつでも充電できるだけの電源が確保できているだけで安心感が大きく変わります。こんな時に役に立つのがモバイルバッテリーやポータブル電源です。

ポイント1

災害対策用にモバイルバッテリーやポータブル電源を買う場合は、想定する災害の規模(=充電できない時間)を考え、バッテリーの容量を決めてください。重くはなってしまいますが、なるべく容量があった方が安心です。

ポイント2

入力時の消費電力(W数)が大きい商品を選ぶ。入力時の消費電力が大きいほど単位時間あたりに充電できる容量が増えます。特に災害時はゆっくり充電することが期待できないので、少しでも速く充電できることが命を左右するほど大きなメリットになります。

具体的には、今回購入した「EcoFlow RIVER Pro」のような最新のポータブル電源は1.6時間で720Whの容量がフル充電でき、これはiPhone 12 Pro Max であれば約50回フル充電できる容量に相当します。

災害時の限られた時間で充電しなければならない場合に、以下のどちらを選ぶかは一目瞭然ですよね。

  • 付属充電器(5W)で4時間強かけてiPhone 12 Pro Max をフル充電
  • 1.6時間で大容量ポータブル電源(720Wh)をフル充電( = iPhone 12 Pro Maxフル充電、約50回分)※純正比で125倍の充電効率

 

商品ラインナップ

EcoFlow RIVER シリーズは、3種類のラインナップが用意されています。容量順に以下の3種類になります。

  • EcoFlow RIVER(288Wh)
  • EcoFlow RIVER Max(576Wh)
  • EcoFlow RIVER Pro(720Wh)



EcoFlow RIVER(288Wh)は別売りの「RIVER専用エクストラバッテリー」を購入することで倍の容量の EcoFlow RIVER Max(576Wh)にすることもできます。

また、EcoFlow RIVER Pro(720Wh)は別売りの「RIVER Pro専用エクストラバッテリー」を購入することで容量を倍の1440Whにすることができます。

ポイント

以下の2つを比較すると、容量の少ない「EcoFlow RIVER Max(576Wh)」の方が重いですので、重量を重視される方はご注意ください。

  • EcoFlow RIVER Max(576Wh):7.7kg
  • EcoFlow RIVER Pro(720Wh):7.2kg

EcoFlow RIVER Max(576Wh)シリーズは、「容量がそんなに必要ない時には「RIVER専用エクストラバッテリー」を外して軽く使いたい」という方向けの商品になります。

実機確認

開封

Amazonでポチり、次の日の午前中には到着。早速開けてみる。箱は意外とコンパクトだが、商品が7.2kgあるので持つとズッシリくる。

商品本体と、付属品が入った箱。

付属品

  • AC電源ケーブル
  • シガーソケット充電用ケーブル
  • ソーラーパネル充電用ケーブル
  • DCケーブル
  • マニュアル類

電源投入

まずは電源を入れてみる。初期の充電は30%でした。

充電

使用開始時には1回フル充電すべし、とガイドにあるので早速充電してみる。横の充電ポートのふたを開けると各種充電用のポートにアクセスできる。ACで充電する場合は一番左の3Pポートに電源ケーブルを挿す。ケーブルは少し力を入れて奥まで挿す必要がありました。

充電中は、現在何ワットで充電できているかを画面から確認することができます。600W程度からはじまり、最終的には660W近くで充電がされていました。

充電速度に関して

「はじめに」での記載の通り、入力時の消費電力が大きいほど単位時間あたりに充電できる容量が増えます。一般的に各機器の入力時の消費電力は以下になります。

  • iPhone付属充電器(昔からある小さいUSB充電器):5W
  • iPhone付属充電器(最新のiPhone 12 急速充電):20W
  • 一般的なモバイルバッテリー:18W~
  • 高機能なモバイルバッテリー:60W
  • 一般的なポータブル電源:100W
  • EcoFlow RIVER Pro 720Wh(本製品):660W

このことから、EcoFlow RIVER Pro は

  • iPhone付属充電器(小さいやつ)の132倍
  • 高機能なモバイルバッテリーの11倍
  • 一般的なポータブル電源の6倍

という、凄まじい速度で充電する能力があることが分かります。「災害時など、限られた時間でなるべく多く充電しなければならない」などの場合を想像すると、これがいかに重要であるか分かると思います。

充電方法としてはAC以外にも12V シガーソケットやソーラーパネルがありますが、充電時間が以下のように大きく異なるのでやはりACで充電したいところ。

  • 1.6 時間(AC)
  • 7.5時間(12V シガーソケット)
  • 4.5時間-9時間(110Wソーラーチャージャーを2つ使用し、快晴状態の天候で使用した場合)

使ってみる(放電)

充電時間も大事だが、同じぐらい大事なのは「使えるか」つまり充電したい機器がちゃんと充電できるかです。EcoFlow RIVER Proは出力ポートも豊富で、以下のようなスペックになっています。

ここで特筆すべきは、USB-C出力が100Wに対応しているところです。容量自体は多いのにUSB-C出力が60Wまで、のようなポータブル電源が多かった中で100Wまで対応した製品がやっと出てきましたのは大変喜ばしいことです。最近はIT機器はUSB-Cに対応した機器も増えてきているので、対応ケーブルさえあれば実質何でも充電できますね。

もちろんどのポタブル電源にもAC出力はあるのでUSB充電器やACアダプターを指せば何でも充電できますが、アダプタを介すとどうしても変換ロスが発生するので災害時に少しでも無駄な電力が発生しないに越したことはないですよね。

フル充電後に仕事用PCのThinkPad T480sを接続してみました。消費電力28Wで合計28時間程度お仕事ができるようです。ノートPC内蔵のバッテリーだと2~3時間程度しか持ちませんのでだいぶゆとりができますね。

もちろん、災害時にずっとノートPCを使い続けるわけではないですが、消費電力が多めの機器をこれだけ長時間使えるだけの能力があるポータブル電源なので、その安心度はかなり高いと言えます。

保管

この手の商品は普段使いするというよりは、災害時のための備えの側面が強いです。そのため放置した状態でどの程度放電するかも重要な指標です。

2021/02/16に本体をフル充電後に以下を実施しましたが、2022/03/22現在で残量が95%あります。1年以上放置でも残量が95%(あれこれ遊ばなければもっと残っているはず)なので、備蓄電源としても超絶に優秀だと思います。

  • 本記事のためにノートPCを接続
  • たまに電源を入れて残量確認
  • たまにスマホアプリでEcoFlow RIVER Pro本体に接続してあれこれ設定変更
  • 本体のファームウェアを更新(数回)

総評

以前は震度5程度の地震が来たときや、警報レベルの豪雨が来るときは停電大丈夫かな、手持ちの機器の充電しておいた方がいいかな、と心配になることもありましたが、EcoFlow RIVER Proを購入してからはあまり心配せずにいられるようになりましたので普段からの安心度にも大きく貢献しています。

ココがおすすめ

  • 720Whもの大容量
  • 1.6時間で720Whもの大容量がフル充電できる
  • 1時間で80%まで充電できる超急速充電
  • 100W出力できるUSB-Cポート
  • 洗練されたデザイン

ココがイマイチ

  • いまのところなし!





 

 

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