多くのガジェット好きが絶賛し話題となったワイヤレスキーボード MX KEYS MINI。MX KEYSで多くの方がコメントしてた「テンキーがなければ最高」との意見を反映され発売されました。そんな人気商品ですが、管理人も遅ればせながら2022年1月に購入し、しばらく使ったのでレビューします。
結論を先に書くと、このキーボード最高です。あまりにも惚れこんで、優れている点を書き並べたら20個とかなりの数になってしまいましたw
この記事はこんな人にオススメします
- MX KEYS mini、みんな買ってるけどほんとにいいの?
- MX KEYS miniの見た目とか打ち心地以外の、もっと細かい使い勝手が知りたい。
- 複数台のマシンを1台のキーボードで使いたい
- 無線でも安定しているキーボードが欲しい
- 無線でもレスポンスのいいキーボードが欲しい
- ミニマリストにふさわしいキーボードが欲しい
開封の儀
開封してみる
巷ではMX KEYS miniのレビューが溢れかえってて開封の様子も載せられているかと思うので、ここではテキトーに何枚か写真だけ載せておくだけにします。
丁寧に梱包されている様子はガジェット好きの心をくすぐってくれるところは嬉しいですね。
メリット
それでは本記事のメインである、MX Keys Miniのメリットになります。
サイズ、外見
メリット1:ちょうどいいサイズ
MX Keys Miniは、フルサイズキーボードからテンキーやPage Up/Down や十字キーを省いたサイズで、最近の言い方だと70%サイズキーボードになります。
正式名称が「ロジクール MX KEYS mini KX700 ミニマリスト ワイヤレス イルミネイテッド キーボード」と言うだけあって、ミニマリスト向けに無駄なものをごっそり切った商品になります。
管理人が今まで使用していたフルサイズキーボード(Filco Majestouch Convertible 2)とサイズ感を比べると、大幅に小さくなっていることが分かります。
キーボードが小さくなることでデスクをより広く使うことができ、マウスの可動範囲を大幅に広くすることができたのが大きなメリットになります。

MX Keys Miniを買っている人のほとんどはこのサイズ感に惚れこんで買っているかと思います。
メリット2:ちょうどいい重量&安定感
MX Keys Miniの重量は約500gで、今までのフルサイズのキーボードは1.2kgだったので随分と軽くなりました。
普段キーを打っているときはしっかり安定していて、ちょっと横にどけるときはスムーズに移動することができる、ちょいどいい重量になります。
背面のゴム足も5ヶ所あり、程よい柔らかさでデスクに吸い付いてくれるのも安定感向上に寄与しています。
この重量なので人によってはカフェで仕事する際のお供にしている方もいるようです。持ち歩きたい場合は以下のようなケースもいいかもしれませんね。
メリット3:高い剛性
MX Keys Miniはフレームが金属製なので剛性が高いです。これだけ薄いにも関わらず、相当強い力でないと本体はねじれませんでした。この剛性感がキータッチの気持ち良さや安定感にトータルに効いてきていると考えています。
メリット4:美しい見た目
MX Keys Miniはアップで写真を撮っても美しさが際立っていて、商品開発に力を入れている様子がうかがえます。高級感のある見た目は、所有欲も満たされます。
本体色は「ペールグレー」「グラファイト」「ローズ」の3色展開になり、個々人の環境に合わせた色を選べるのも嬉しいですね。
メリット5:程よい薄さ
MX Keys Miniは薄型のキーボードになります。そのためパームレストなどがない状態でも違和感なくキーを打つことができます。
メリット6:絶妙な角度
MX Keys Miniは標準で約6度の角度が付いています。この角度がちょうどいいので、長時間キーを打っていても疲れにくいです。
メリット7:MX Master3との組み合わせがカッコイイ
MX Keys Miniは大人気マウスである「MX Master3」と同じMXシリーズになります。そのため、グラファイトであれば色合いが同じなのでより統一感がでます。
キー入力
メリット8:フルサイズ並のキーピッチ
MX Keys Miniは省スペースキーボードですが、キーピッチはフルサイズキーボードと同じく19mm確保されています。そのため省スペースになったけどキーが小さくなって打ちにくくなった」といったこともありませんし、他のキーボードからの移行もスムーズかと思います。
メリット9:程よい押下圧
MX Keys Miniのキーは、薄型キーボードの中では少し押下圧が強めと感じました。管理人は今まで機械式キーボードで黒軸(押下圧:60g)を使用していてどちらかと言うと重めな方が好みなのですが、好みにはぴったりでした。
メリット10:絶妙な打ち心地
MX Keys Miniは薄型キーボードの割に打ち心地が非常にいいです。他社の薄型キーボードだと打った時に「ぺちぺち」という感触なことが多いのですが、MX Keys Miniは十分なストロークに加えて前述の金属フレームによる剛性感、適切な重量、安定したゴム足などが相まって薄型キーボード特有の安っぽい感じが一切しないのはすごいことだと思います。
メリット11:打鍵が静か
MX Keys Miniは文字を打っているときも比較的静かです。最近ではリモートワークでWeb会議中に発言しながら議事メモなどのためにキーボードを打つこともあるかと思いますが、キー入力がうるさいと他の方に迷惑になるので静かなのはありがたいですね。
切り替え
メリット12:複数PCの切り替え
MX Keys Miniは3台まで切り替え先として登録することができます。そのため複数台のPCを1つのキーボードで使えるので省スペースに寄与します。
メリット13:切り替えが速い
複数台を切り替える場合も、無線キーボードによっては切り替えに時間がかかる場合があります。
MX Keys Miniの場合はボタンを押して瞬時に別PCに切り替わるので待たされることがありません。

なんてこともありませんので非常に快適です。
メリット14:Logi Boltで切り替えを更に爆速に
Bluetoothによる接続でも結構な切り替え速さだったのですが、別売りのLogi Boltを使用することで更に切り替え速度を上げることができます。
詳細は以下の記事で、実際の切り替え速度が何秒だったかも含めてレビューしていますのでご参照ください。
レスポンス
メリット15:Logi Boltでキーレスポンスが爆速に
メリット14で「切り替え速度が向上する」とお伝えしましたが、キーレスポンスも同様に向上します。動画編集時などに動画を何度も停止・再生する場合にはキーレスポンスが非常に作業効率に影響します。

なんて言ってた方も、このレスポンスであれば一考の価値はあると思いますので、ぜひLogi Boltと合わせて使ってみてください。
安定性
メリット16:安定性が非常に高い
無線キーボードって、安定性がイマイチなイメージがありませんか?管理人は今まで仕事用PCでマウス(MX Master3)、キーボード(Majestouch2)に加え、Web会議時にはイヤホン(WF-1000XM3)もBluetoothで接続していたのだが、これだけ繋ぐとたまに相性問題でキーボードかイヤホンが誤作動を起こして困っていました。
良く起きていた問題
- キーボード(Majestouch2)の接続がしょっちゅう切れる
- キーボード(Majestouch2)の接続が切れた後、再接続でなかなかつながらない
- Windowsとの接続完了後にWeb会議に入ったらイヤホン(WF-1000XM3)の接続が切れる
- Web会議中にイヤホン(WF-1000XM3)の接続が不安定になり、相手の声がロボ声になる
- Web会議中にキーボード(Majestouch2)の電源を切って入れたらOSごとPCが落ちた

お客さんとのWeb会議じゃなくてほんと良かった。
しかし、MX Keys MiniはBluetooth接続時もLogi Boltで接続している現在も、ビックリするぐらい安定していてうまくキー入力できなかったことは皆無です。特に仕事でも使ったりする場合は安定性も非常に大事になってくると思います。
充電
メリット17:端子がUSB-C
最近はどんどんUSB-Cを採用するガジェットが増えてきましたが、MX Keys Miniも時代に乗り遅れることなくUSB-Cを採用しています。充電をUSB-Cケーブルに統一できるのはありがたいですね。
メリット18:バッテリーの持ちがいい
MX Keys Miniのバッテリーは以下と公式には記載されています。現状バックライトはオフの状態で使用していますが、1ヶ月(1日平均10時間以上)使用してもバッテリー残量は75%だったので、一般的な使い方であれば確かに5ヶ月ぐらい持ちそうな感じです。
10日 | バックライト:オン |
5ヶ月 | バックライト:オフ |
フル充電は正確には測っていませんが多分4時間程度だったので、バッテリー残量が少なくなってきた際には夜寝る前に充電開始すれば朝には問題なくフル充電になっているかと思います。
所有欲
メリット19:最上位のMXシリーズ!
MX Keys Miniは言わずもがな、ロジクール製品群の中でも最上位を誇るMXシリーズの製品です。
製品自体のデキも非常にいいのですが、やはり最上位のシリーズを使用しているというのは気分がいいもんです。
致命的な問題の解消
メリット20:自動マウスクリック問題の解消
今までのフルサイズのキーボードとMX Master3の組み合わせで使用していて一番困っていた問題が「自動マウスクリック問題の解消」です。
なんのこっちゃ?って感じですが、下の写真を見ていただくと分かります。
MX Master3のデザインがアレなのが根本原因なのですが、マウスを動かした際にマウスがキーボード本体に当たると意図せずクリックされてしまうという問題が起きていたのです。
これがMX Keys Miniで解消しました。

キーボードが薄型になったことでマウスが当たってもクリックが発生しなくなったのは、このキーボードを買った最大のメリットかもしれません。
同じ問題に遭遇している方は、これだけでもMX Keys Miniを買う価値があります。
デメリット
これだけ褒めちぎったMX Keys Miniですが、デメリットもいくつかあります。と言っても割と神経質な管理人視点のデメリットなのでもしかすると多くの人にとってはデメリットではないかもしれませんw
数が少ないので分類はなし
デメリット1:Unifyingに非対応
MX Keys Miniは接続方法としてBluetoothか、Logi Boltになります。ロジクールが今まで多くの製品で使用してきたUnifyingは互換性がないため使用できません。MX Master3などのUnifying採用製品と使用する場合はPCにUSBレシーバーを2つ刺すことになります。

デメリット2:有線接続できない
MX Keys MiniはPCとUSBケーブルで接続しても有線接続にならないので注意が必要です。そのためBluetoothを搭載していないPCで使用したい場合はBluetoothレシーバーを買うか、Logi Boltを買う必要があります。
デメリット3:値段
MX Keys Miniは記事執筆時で12,600円程度の金額となっています。管理人としては妥当な金額と考えていますが、高いと感じる方もいるかと思います。
デメリット4:US配列ではない
MX Keys Miniはキー配列が日本語JISとなります。MacなどのUS配列で使用したい方には注意が必要です。MX Keys(KX800)のようにfor Mac が出るのを期待しましょう。
その後、US配列の出ました。
デメリット5:ファンクションキー間にスペースがない
一般的なフルサイズキーボードであれば、ファンクションキー間(F4/F5間や、F8/F9間など)にスペースが空いています。このスペースがあることで「半角にするためのF8」など直感的にキーが押せますが、MX Keys Miniでは目視しないと分からないのが不便ですね。
デメリット6:ディスプレイライトあるとテカる
管理人の場合、デスクライトとしてBenQ ScreenBar Plus/Halo を使用しています。上からの強い光がキーボード本体に反射して少し眩しく感じることもあります。グラファイトよりも明るい「ペールグレー」や「ローズ」などは更に眩しく感じることもあるかもしれません。
写真では、キーボードの左側にScreenBar の光が当たって反射しています。
デメリット7:キー削りすぎ
MX Keys MiniはフルサイズキーボードからテンキーやPage Up/Down や十字キーを省いたサイズと最初にご紹介しました。個人的にはテンキーはなくてもあまり困っていないのですが、Excelを使っているとタブの移動やカーソルの位置を変えるために Page Up/DownやHome/Endキーを多用します。MX Keys MiniでもFnキーと十字キーを組み合わせることでPage Up/DownやHome/Endキーになるのですが、ShiftキーやCtrlキーと合わさると直感的ではないのでどうしてもキー入力がワンテンポ遅れてしまいます。
このサイズ感は大いに気に入っていますが、MX Keys(KX800)とMX Keys Mini(KX700)の中間に相当する、Page Up/Down や十字キーがあるTKLモデルが出たら買っちゃうかもしれません。
デメリット8:日本語表示いらない
MX Keys Miniは日本語配列キーボードなのである意味当然なのですが、キーにひらがなが印字されています。ただ、最近ではこの日本語印字は不要な人も多いので「ミニマリストキーボード」を名乗るのであればひらがなをバッサリと印字しない製品があったら嬉しいな、と感じました。

まとめ
MX Keys Miniに関して、他の方とは少し違った観点でレビューを行いました。多くのメリットがある完成度の高いキーボードになりますので、記事を読んで興味を持たれた方は環境向上のために導入を検討してみていただければ幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。